良かれと思って子どもの気持ちを操作したかったあの頃。~『コミュニケーション100の法則』感想~

こんにちは。ライフコーチ 大坂和美です。

先日、平田奈美コーチ主催のコーチング・コミュニケーション講座に参加してきました。

毎月参加しているこちらの講座、今は、読書会スタイルで進んでいます。

扱っているのは、日本のコーチング業界における草分け的存在、伊藤守さんのご著書『コミュニケーション 100の法則』

毎月、少しずつみんなで読み進めながら、それぞれの体験談をシェアしあっています。

お互いの話をきくたびに

「なるほどー!それ、私にもあるあるー!」

という気づきがあって、一人で読むより何倍も豊かで楽しい!

特に今回、読み進めた中で印象的だったのはこちら。

あなたの中に、相手を操作したいという気持ちはなかっただろうか。

たとえ、それが善意からのものであったとしても。 

これはもう、、、あるあるでして( ;∀;)

子ども達の行動を操作したい気満々で

「宿題しなよー!」
「お風呂入りなよー」

そう毎日のように叫んでおりますし、そんな日常的なこと以外に思い出すのは、長女と息子の食物アレルギーに関わるお話し。

かつての私は、彼らの『行動』ではなく『気持ち』を操作しようとしていました。

私は、長女と息子が自分の食物アレルギーを

本音ではどう思っているのか?
どう治療を進めたいのか?

長らく聞くことができませんでした。

「良かれと思って」
「それが私の願いだから」

食物アレルギーがあっても楽しいよ!という方向に子どもの気持ちを操作しようとして、子ども達の本音を聞かないようにしていました。

もっと言うと、言わせないようにしていた、、、

なぜなら、怖かったから、とても。

「どうしてこんな身体になったの?」
「どうして私だけなの?」

もしそう言われたら、私は彼らの気持ちを受けとめられるだろうか。

私の中の罪悪感が刺激されて、立てなくなるんじゃないだろうか。

それがとても怖かった、、

だから、そこから目を背けたくて、一緒に楽しめることを探しては

「楽しいね」

と言い合う時間を優先してきました。

それはそれで良かったな、とも思っています。

子ども達は嬉しそうだったし、その姿を見られたことは、私にとっても、とても嬉しいことだったから。

けれどもある日、長女が日記に

「アレルギーがあるからこそ、楽しいイベントができました」

と、ふだん私が言い聞かせていた内容を書いているのを見て、私の中に、かすかに、でも確かに

「子ども達の気持ちを操作しようとしてるな」

という気づきが生まれて、心の奥がズキンとしていたことも、また事実。

・・・今回この本を読んで、そんなことを再び思い出しました。

ちなみにその後、そんな自分に気がついた私は、講座やコーチとのセッションの中でコミュニケーションを学び、ちょっとずつ、ちょっとずつ、子ども達の本音をきくコミュニケーションが取れるようになりました。

「食物アレルギーのこと、本当はどう思ってる?」

とっても勇気がいることだったけれど、双方向で会話ができたおかげで私は

「子ども達はきっとこう思っているに違いない」

という思い込みを手放し、子ども達の気持ちを大切にできるようになりましたし

「子ども達はいったいどう思っているんだろう?」

という不安からも解き放たれ、それまで抱えていた重荷を下ろすように、心が軽くなっていったのです。

このエピソードについては、こちらの記事にも詳しく書いています。

「良かれと思って」という自分本位~『春にして君を離れ』(感想)~

そんなことを思い出しながら、同じようにコミュニケーションを大切にしたいと願う仲間たちと交流できる講座は、私にとって、とても幸せな時間。

『自分も家族も大切に生きる』

そのために、これからも、引き続きコーチングやコミュニケーションを学んでいきたいと思います!

ブログの感想や、ライフコーチ大坂和美へのお問い合わせなど、公式LINEより、お気軽にご連絡ください。

 友だち追加

公式ブログはこちら。よかったら他の記事もぜひご覧くださいね。

ABOUTこの記事をかいた人

大坂和美

自分の未来が描けないあなたのライフコーチ。国際コーチ連盟アソシエイト認定コーチ(ACC)。ライフコーチワールド認定コーチ。重度食物アレルギーを持つ我が子の子育てに専念するためキャリアを断念し専業主婦となった経験から、育児等を理由にキャリア継続を断念し子ども優先で生きてきた女性が、子どもも自分も大事にしながら自分らしい生き方を実現することを、コーチングを通して支援している。