「こんなにがんばってるのに、どうして喜んでくれないの?」他者評価に振り回されがちだった私の変化。

こんにちは。ライフコーチ 大坂和美です。

昨日、幼稚園のクリスマスプレゼント用に作っていたレッスンバッグが、なんとか完成しました。

〆切2日前。ふー(笑)

他の人に制作をお願いすることもできたんだけど、やっぱり自分で作りたくなって、仕事の合間を縫っては、ミシンでカタカタ。

「目の前の大切な人に喜んでもらいたい」
「どうやったら喜んでくれるかな?」

誰かの喜んでいる顔を思い浮かべながら、せっせと準備に励む時間は、私にとって、とても嬉しい時間。

そこには、自分を犠牲にしているのとは違って、私自身の喜びでもあるという、そんな感覚があります。

他人に喜んでもらうことが私の喜び

思い返すと、幼稚園に通っていた頃から、私にはそんなところがありました。

登園後、友達に喜んでもらいたくて、せっせと丸い大きなブロックを集めては組み立てて「はい、どうぞ」と渡していたあの頃。

家でも当時、妹は喘息、父はアメリカに長期出張に出ていたこともあって、無意識に、母を困らせないように、母に喜んでもらえるように、幼いなりにうまく立ち回っていたのだと思います。

母曰く私は『手のかからない子』だったそうですから。

子ども達の母になった今でも、たとえば何か園の予定が入りそうであれば、自分の予定はキャンセルして

「まぁ、いっか!」
「この宝物のような時間は、今しかないしね」

と自分に言い聞かせながら相手を優先するのが、私の当たり前。

ふと気づくと、最近美容院にも行けてないよね?と思うこともしばしばですけれど、子どもとの時間は私の喜びでもあったから、決して苦ではありませんでした。

でも、気をつけないといけないなぁと思うのは、相手に喜んでもらおうと行動しているうちに、だんだんと

「こんなにがんばってるのに、どうして喜んでくれないの?!」

と、自分の評価を相手に委ねてしまい、彼らの評価に振り回されるようになること。

それに気がついたのは、自分のコーチとのセッションで、とある話題をテーマにした時のことでした。

「どうして喜んでくれないの?」

そのセッションで私は「子ども達と公園に行って、すっごくイライラした」ということをテーマに話し始めました。

当時は、毎週のように土日に家族で公園に通っていて、その日も、朝からせっせとお弁当を作って出発。

5人分のお弁当なので、おにぎりを握るだけでも結構な量!

出発の時点で私は疲れていました。

それでも、がんばって自転車を漕いで公園に着いて「さぁ遊ぼう」と思った途端、3人の子どものうち誰かが「来たくなかった」と言っていたり、ケンカを始めたり、、、

溜め息をつきながら

「こんなにがんばったのに!」
「せっかく来たんだから、もっと楽しんでよ!」

とてもイライラして、私はふてくされていたんです…

セッションでそんなことを話していたところ、コーチは話してくれました。

「子どもの気持ちって、コントロールできるの?」
「楽しむことを強要してるように見えるけど」

ハッとしました。

たしかに私は、自分ではコントロールできない他人の気持ちをコントロールしようとして、振り回され、翻弄され、消耗していましたから。

そしてもうひとつ。

「あなたがやりたくてやってるんじゃないの?」

コーチからそう言われて、グサッときながらも

「子ども達のためと言いながら、自分が子どもには自然の中でたっぷり遊んでほしいと願っているから、それを実現するために、公園に来ただけなんじゃない?だって、他にも選択肢はたくさんあるはず」

ということに気がついていきました。

自分のために選んでる

その気づきは、「子どものためにがんばっている」という自分に対する、なんというんでしょうか、良いお母さん的なイメージが覆され、ちょっと恥ずかしい気持ちにさせられた一方で、自分の内面に大きな変化を生み出しました。

出先で子ども達がケンカしようと「帰りたい」と言おうと

「そっか、あなたはそういう気持ちなんだね」
(私が来たかったから来たんだった)

と、それまでよりも落ち着いた気持ちで、その場にいられるようになりましたし、子ども達の気持ちも受けとめられるようになりました。

そして、週末の遊び方を子ども達に相談しながら

「お母さんは公園に行きたいと思ったんだけど、あなた達はどう?」

というコミュニケーションを取れるようにもなりました。

 

「こんなにがんばってるのに、どうして喜んでくれないの?!」

と、自分の評価を他人に委ね、他人の評価に振り回されていた私は、

「相手のためではなく、自分のために選んでる」

という気づきを得たことで、変わっていきました。

実は、話戻って、冒頭のレッスンバッグ作りも同じこと。

次女が喜んでくれたら、それはそれは嬉しい。

その顔をイメージしながらがんばっていたのも事実。

でも、今の私は、彼女が喜んでくれなくても、そんなに気にしません(ちょっとは気にする(笑))。

なぜならこれは、今の私から未来の私への『思い出』という名のプレゼントだと思っているから。

未来の自分が

「あの時がんばって良かったなぁ、いい思い出になったな」

と、過去を懐かしく振り返って、温かい気持ちになれるように。

そのために悪戦苦闘しながら(針が何度か指に刺さった!!)がんばった、私が私のために選んで決めたことだから。

それが達成できてよかった!

あとはオマケとして、次女が喜んでくれたら、なお嬉しいですね(^^♪

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ABOUTこの記事をかいた人

大坂和美

自分の未来が描けないあなたのライフコーチ。国際コーチ連盟アソシエイト認定コーチ(ACC)。ライフコーチワールド認定コーチ。重度食物アレルギーを持つ我が子の子育てに専念するためキャリアを断念し専業主婦となった経験から、育児等を理由にキャリア継続を断念し子ども優先で生きてきた女性が、子どもも自分も大事にしながら自分らしい生き方を実現することを、コーチングを通して支援している。