ライフコーチが実感!子育てママの幸せな再就職とは?

こんにちは。”自分の未来”が描けないあなたのライフコーチ 大坂和美です。

今日の記事は「ライフコーチが実感!主婦・ママの幸せな再就職とは?」です。

私自身、大学を出て新卒で企業に就職、7年勤めた後、妊娠・出産から育休を経て、子供の重度食物アレルギー治療に専念するためキャリア継続を断念し、専業主婦となりました。

その間に3児の母となり、専業主婦3年、育休と併せると6年間が、いわゆる「ブランク」期間です。

この期間中私は、社会から取り残されることへの焦りから、国家資格取得を目指したり、在宅WEBデザイナー養成講座に通ったり、食養やマクロビ、米粉に関するものなど、様々な学びを手にしてきました。

しかし結局、そのどれもが続かず、再就職にも繋がりませんでした。

そんな紆余曲折を経て「いま必要なのは、これかもしれない」という直感のもとライフコーチングに出会った私は、自分や自分の人生と向き合い行動を重ねることで、その翌年から、パートタイム勤務とライフコーチ業のパラレルキャリアとして仕事復帰することになり、今は個人事業主として、ライフコーチのみを職業としています。

そんな私が振り返る「幸せな再就職とは?」を、ここでお伝えできればと思います。

損得勘定に要注意

私自身は、いわゆるブランク期間中、手あたり次第の学びに手を付けました。

重度食物アレルギーの第1子が保育園入園を拒否されたため、その子が小学校に上がる頃の再就職を目標に、せめて準備だけはしておこうと思っていたのです。

しかし、その学びの背景にあったのは「この資格を取れたら再就職に有利かも」「このスキルを磨けば、在宅で仕事ができるかも」という損得勘定。そもそも自分がやりたいと思うことではなかったのです。だから続かなかった…

具体的に言うと、妊娠期間中は毎朝4時に起きて取り組んでいた社労士資格の勉強も、第3子が生まれた途端「私がやりたいのは、これじゃない。子供達と穏やかに生活することだ」そう思い、辞めてしまったほど。

損得勘定で学びを重ね、それを活かして仕事復帰を目指す…それは再就職がゴールなのであればアリだったのかもしれません。

でも、再就職に至るまでのプロセスだって大事な自分の人生だし、再就職はゴールではなく、その先の人生のはじまり

そう思うと、そこまで興味もない学びに、大事な時間を費やす気持ちにはなれませんでした。

本当に幸せな再就職を望むのであれば、損得勘定を優先してはいけない…それは、私の大きな反省です。

自分が本当に望んでいる道を選ぶ

損得勘定よりも大事なこと。それは、自分が本当に望んでいる道を選ぶこと

私の場合、夫の稼ぎだけで当面の生活を送ることができ、どんな仕事・どんなタイミングで仕事復帰をしようか、ある程度自分で選ぶことができる状況にありました。

また育休とは違い、専業主婦の場合は、仕事復帰する時期に期限もありません。

むしろ、それがより一層私を悩ませ「誰かが決めてくれたら、そうするのに」とボヤいたことすらありますが、幸せな再就職をするためには「私が本当に望んでいる道は何?」そこに向き合うことは、とても大事だと思います。

私はライフコーチングを通して、この問いに何度も向き合いました。

そしてその答えは、子供の成長や私自身の変化とともに変わっていきました。

子ども達が皆、未就学児だった頃は「私は子供の成長を間近で見ていたい。だから今は専業主婦を選びたい」というのが私の答え。

そして、長女が小学校に上がるタイミングになって「少しずつ仕事も始めたい」そう思うようになったのです。

どの道を選ぶにしても、それを自分が望んでいるのかどうか?が大事。

仕事復帰したら、楽しいことばかりではありませんでした。

仕事でミスをして落ち込む日もあれば、家事育児との両立が大変で、キッチンで座り込んだ日も少なくありません。

保育園に預け始めた次女は、はじめの数週間、毎日泣いていて、後ろ髪をひかれながら職場に向かいました。

それでも私は、自分が本当に望む道だと思って、そのタイミングでの再就職を選んだし、新しいキャリアへの足掛かりを得ることで自分が満たされれば、子供達のありのままの姿を受けとめられる私になれるはず、と信じていたからこそ、それが心の支えとなって、様々な困難を乗り越えてこれたのだと思っています。

「これがベスト」を積み重ねる

その後も、長女が学童には行きたくないと訴えてきた日もあれば、食物アレルギーのある息子が「園の預かり保育中のおやつが皆と違うのが嫌だ!」と泣いて困惑した日もあります。

コロナ禍にある今は、軽度ながら喘息のある我が子達の健康のために学童を辞めることにした分、私が仕事に充てられる時間は、今までよりも少なくなりました。

それでも私は、その都度その都度、自分と向き合い、子どもと向き合い、自分達なりの「これがベスト」を進んでいけば、いつか将来振り返った時に、それはベストの道にしかならないのでは?と思うのです。

どんな経験も未来に繋がるからこそ

冒頭でお伝えしたように、かつて私は、損得勘定から在宅WEBデザイナー養成講座を受講しました。

それは私の一つの黒歴史だと、今では笑いのネタにしている一方で、実は、自分の糧になっている部分も沢山あると実感しています。

こうやって自分のサイトを持ち記事を書けるのも、あの時サイト制作の基本のキを学んだからこそ、なのですから。

どんな経験も未来の糧になるというのは、本当ですね。

だとするならば、今の自分が望む道が未来に繋がることを信じて、その道から学ぶ姿勢を選んでみてはどうだろう?と、今の私は思うのです。

黒歴史すら未来への糧になるわけですから、自分が本当に望み、その道から学ぼうとする姿勢を持てば、それが将来役に立たないわけがないですよね。

最後に

独身時代の私は、自分の好きなように時間もエネルギーも仕事に費やすことができました。

でも今は、妻となり、母となり、仕事だけではなく、子育てや身の回りの環境作り(家事)など、仕事以外の人生のテーマについても大事にしたいものが沢山あります。

そんなあらゆる人生のテーマとの兼ね合いの中で、キャリアに関してどういう状態が今の自分にとっての幸せなのか?その問いへの自分の答えを見出し、そこを起点に生きていくことが、幸せな再就職に繋がるのでは?と思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

大坂和美

自分の未来が描けないあなたのライフコーチ。国際コーチ連盟アソシエイト認定コーチ(ACC)。ライフコーチワールド認定コーチ。重度食物アレルギーを持つ我が子の子育てに専念するためキャリアを断念し専業主婦となった経験から、育児等を理由にキャリア継続を断念し子ども優先で生きてきた女性が、子どもも自分も大事にしながら自分らしい生き方を実現することを、コーチングを通して支援している。