コントロールできないことに振り回される人生からの卒業

こんにちは。”自分の未来”が描けないあなたのライフコーチ大坂和美です。

「子どもの食物アレルギーが良くなったら、私も私のことをゆっくり考えよう。それまでは食物アレルギーと子育てに専念しよう」

かつて私は、そんなふうに思い仕事を辞め、専業主婦になりました。それを聞くと、周囲は「子どもの為にすごいね」「自分を犠牲にしてすごいね」そんな反応を返してくれました。自分自身、健気で美しい話だなと思っていたような気がします。

しかし、その時は気づいていなかったのですが、よくよく振り返ってみると実際は「子どもの食物アレルギーが良くなるかどうか」に、自分の人生を委ねていただけだったのです。

「食物アレルギーが良くならなかったら、このまま子育て中心の日々が続き、食物アレルギーが良くなったら、ようやく自分の人生が始まる」そんなふうに、子どもの食物アレルギーが良くなるかどうかで自分の人生は大きく変わると、本気で思っていたのです。

それだけなら良かったのですが、私の場合、いつしか「食物アレルギーが良くなること」に、すごく執着するようになりました。食物アレルギーが良くなることへの期待がどんどん膨らみ、逆に、期待通りにならないと、ものすごく落胆し、イライラするようになったのです。なんで良くならないの?いつまでこの生活が続くの?と。

そうやって、一向に良くならない食物アレルギーを責め続け、その矛先は、やがて、子供へと向かっていきました。

もう限界、、そう思った時に、私はコーチングに出会ったのです。食物アレルギーが良くなるかどうかは自分にはコントロールできないけれど、自分が望む未来を描き、小さくてもやりたいことを始めることはできる。そうやって、自分にコントロールできることを一つ一つ、やってみたのです。

今振り返るとそれは、コントロールできないことに振り回される人生から卒業し、人生を自分の手に取り戻すということでした。

これは、子どもの食物アレルギーに限った話ではなく。

何かや誰かに委ねている人生とは、自分ではコントロールできないことに振り回される人生です。自分の力の及ばないことに期待し、期待通りにならなければそれを責め、いつまでも何かや誰かを恨むことになりかねません。

そんな人生を望んでいるわけじゃない!もし、そう思われるのならば、少しずつ、今の環境の中でやりたいことをやってみることをおススメします。それが、人生を自分の手に取り戻す第一歩なのだと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

大坂和美

自分の未来が描けないあなたのライフコーチ。国際コーチ連盟アソシエイト認定コーチ(ACC)。ライフコーチワールド認定コーチ。重度食物アレルギーを持つ我が子の子育てに専念するためキャリアを断念し専業主婦となった経験から、育児等を理由にキャリア継続を断念し子ども優先で生きてきた女性が、子どもも自分も大事にしながら自分らしい生き方を実現することを、コーチングを通して支援している。