こんにちは。ライフコーチ 大坂和美です。
今日は、私が専業主婦として子育てする中で陥った孤独についてお話ししようと思います。
「私は家族のサポートだけの存在なの?」
「社会から取り残されている気がする」
そんな孤独感に苛まれ、真っ暗なトンネルの中にいるようだった、あの頃。
今日は、今もなお、家事育児中心の毎日を過ごし孤独を抱えている人に、少しでも希望を渡せたら良いなと思って書いています。

私は家族のサポートだけの存在?
私は28歳で長女を出産、その後、2歳半差で息子と次女を出産し、34歳で5歳、3歳、0歳の母となりました。
子どもに恵まれたことは、とても感謝しています。
けれど、3人育児は思っていた以上に壮絶で、5分おきに繰り返される喧嘩に、ため息ばかりつく毎日。
気分転換に散歩に出かけても、歩道から子どもが飛び出さないことが、何より優先!
私の目に入るのは子ども達だけで、季節も天気もよくわからない状態でした。
社会から取り残されている気がする
ほっと一息つけるのは、毎日の日課で子ども達を公園に連れて行った時。
安全な場所で自由に遊ぶ子ども達を見ている時だけは、肩の力を抜いて、大きく身体を伸ばせるという、そんな感じでした。
けれどそんな時、ついつい目に入るんですよね、保育園から来ている子ども達が。
共働き世帯が増えて、子どもが保育園に通うことも当たり前になった昨今。
「私は、社会の流れから取り残されているんだな」
「家庭以外に居場所のあるママが羨ましいな」
と、子ども達と帰宅しながら泣きそうになったことを、今でもよく憶えています。
そして、そういうことを誰にも言えなかったことが、さらに私の孤独に拍車をかけていきました。
大黒柱として夜遅くまで働いている夫に愚痴るのは悪い気がしたし、同じように子育てをがんばっているママ友とは、子どもの話はしても、自分の話ができる関係ではなかった、、
学生時代の友人たちはバリバリで働いていて、彼女たちに劣等感を持っていた私は、相談するなんてできるわけもなく、、
家で見るテレビは幼児向け番組、新聞を読む気力もなく、視野も思考もどんどん狭くなり、毎日がモノクロ写真のようでした。
あの頃の自分に伝えたいこと
あの頃の自分がそばにいるのなら
「あなたは、自分の生き方や働き方を、自分のペースで選んでいける自由があるんだよ」
と伝えるだろうと思います。
専業主婦だった当時、私には手放すことを迷うようなキャリアも収入もなかったし、専業主婦でいられたということは、夫や他の家族の収入で暮らしていくことに当面の合意が取れている状態で、家族から収入面でプレッシャーを掛けられることもありませんでした。
私は、キャリア女性がリスクだと感じるようなことを、すでに手放した場所に立っていたのです。
それは、自分らしい生き方や働き方を、自分のペースで選んでいける自由があるということ。
もちろん、主婦として毎日やることはたくさん!
決して暇なわけではないし、妻であり母であること以外に自分を表現するコミュニティがあるわけではないから、とっても孤独。
でも確かに私は、その自由を手にしていたのだと思うのです。
そう思えるのは、私の中に、生き方や働き方を自分のペースで選んできた実感があるからに他なりません。
私はいま、人材会社でのコーディネーターをフルリモートで務めながら、市民活動を主宰したり、これまでの経験を活かしながらライフコーチとしても活動しています。
仕事復帰したのは、子ども達が小1・年中・1歳半の時、週3日のパートから。
あれから3年半、色々と働き方や生き方を模索し、試行錯誤しながら、今は自分が望む形に落ち着いています。
正社員としてバリバリ働いているわけではないけれど、目の前の子ども達との時間を大切にすることを軸に。
これが、私が自分のペースで選んだ働き方・生き方でした。
とはいえ、スムーズに自分が望むものを手にしてきたかというと、決して、そんなことはなく。
いろんな道を彷徨ってようやく、いまの自分が選びたいのはこの道だ、と肚落ちすることができました。
私がそれを成しえたのは、自分と向き合い続けたから。
そして、私の話を聴いてくれるライフコーチがいたから。
ライフコーチが私の話を聴き、信じ、応援してくれ、時に喝を入れてくれたから、今この場所に立っていられるのだと思います。
ライフコーチとの時間
ライフコーチと月に2回、電話で話をするようになったのは、次女が生後7か月の頃。
はじめは、自分の満たされない気持ちをとにかく聴いてもらいました。
誰にも言えなかった専業主婦としての孤独を思う存分吐き出し、それを、励ましたりジャッジされることなく、ただただ聴いてもらう時間。
コーチにはコーチングを始める時のオリエンテーションで、私がそれまで歩んできた道や、家族構成、将来への不安なんかも伝えていたので、そんな背景も意識しながら、聴いてくれたように思います。
そんな人、周りにはいませんでしたから。
「自分のことを理解し、信じ、応援してくれる人がいる」
私にとってそれは、ただそれだけで、とても勇気が湧いてくることでした。
時に喝も入れられますけど、それも、私を信じているからこそ。
あなたのペースを大事にして
専業主婦だった私には、自分の生き方や働き方を、自分のペースで選んでいける自由がありました。
もし、あなたも私と同じ状況にあるならば、それは、とても幸運なことかもしれません。
どのタイミングでどんな働き方を選ぶのか、引き続き家族のサポートをメインにしていくのか、PTAや市民活動・ボランティアに勤しむのか、あなたの前に広がる選択肢や可能性は無限大。
自分が大切にしたいものを軸に、それらを選んでいける自由があるのだから。
私の場合、パートからの再就職を選びましたが、それが正解だとも思っていません。
あなたにはあなたのペースや大切にしたい価値観があるはずだから、それを大事にしてほしい!
と願っています。
それを軸に、これからの生き方や働き方を選んでいけたら、とても幸せなことではないでしょうか。
私自身も、生き方や働き方を引き続き更新中です。
まだまだ道半ばですが、あなたのことを心から応援していますね!

追伸
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