妊娠・出産・産休・育休後にやむを得ず退職。自分で選んだはずなのに、後悔が拭いきれない・・・
そう悩むことはありませんか?
私自身、大卒で企業に就職、7年勤めた後に妊娠・出産・育休を経て、子供の重度食物アレルギー治療に専念するため会社を退職。キャリアのレールを下り、専業主婦になりました。
その間に3児の母となり、育休と専業主婦を併せた合計6年間は、子育てに専念。
その後、第3子が1歳半の時にパートタイム勤務とライフコーチ業のパラレルキャリアとして仕事復帰し、今はライフコーチとして独立しました。
そんな私も、幼い子ども達の育児に24時間付きっきりの頃は「どうしてあの時会社を辞めてしまったのだろう?」と何度も後悔したものです。
SNSでかつての同期や同級生の活躍や、華やかな私生活を垣間見るたびに「子どもの食物アレルギーさえなければ」と嘆き、その苦しさを子供にぶつけ
このままでは子どもも私もダメになる…
そんな経験をしてきました。
まさにそんなタイミングで、私はライフコーチングに出会ったのです。
ここでは、ライフコーチ大坂和美が体感したことをベースに「出産退職を後悔するママへ贈る、今が愛おしくなる質問3選」をお届けします。
何を選ぶために退職したの?
かつて不思議に思ったことがあるんです。
就職後、妊娠・出産・育児のために退職したママ友の中には、私のように後悔や未練を引きずることなく、子どもとの暮らしを楽しんでいるように見える人が何人もいました。
なぜ?どうしてそんなに毎日楽しそうなの?
私と何が違うの?
そんな思いを抱いたのです。
そして私は、その答えを彼女たちとの会話の中で見つけました。
彼女たちは、その生活をみずから望み選んでいたのです。
同じ事実に対しても、それを自分で望み選んでいるかどうか?それが気の持ちようを左右するのだと思いました。
それは同時に、私が「子どもの重度食物アレルギーのためにやむを得ず退職した」と思っている限り、いつまでも後悔や未練を断ち切ることはできないだろう、という気づきでもあったのです。
でも・・・
「やむを得ず退職した」それは本当なのでしょうか?
人は必ず、それがどんな選択であっても、自分にとってメリットのある選択をしていると言われています。
妊娠・出産・育休後に”やむを得ず退職した”と思っているけれど、本当は”メリットのある何かを選ぶために”退職したのかもしれません。
私自身、よくよく思い返してみるとですね、
産休に入る前の職場での挨拶で「もうこの会社には戻らないだろうな。だって私は、子どもが小さいうちは成長を近くで見てたいから」と思っていたことを思い出したんです!
それに気がついた時は本当に驚きました。
なぜなら目の前にあるのは、仕方なく存在する日常ではなく、私が望み選んだ生活だったのですから。
あなたはどうでしょう?
何を選ぶために退職を決めたのですか?

あなたが選んだものは、あなたにとってどんなふうに大事なの?
『何かを選ぶために退職を決めた』
当時はそれを自覚していたわけではないかもしれません。やむを得なかった、仕方がなかった、そんな言葉が浮かぶかもしれません。
それでも、働き続けることと天秤にかけて、何かを得るために退職することを選んだのでは?と私は思うのです。
そして、そんなあなたに贈る2つめの問いはこちら。
あなたが選んだものは
あなたにとって、どんなふうに大事ですか?
この問いへの答えは、あなたの中にしかありません。
あなたが辿ってきたこれまでの人生、そこで培われた価値観が影響しているのかもしれませんね。
そして、その答えを見出したら、ぜひこう思ってみてほしいのです。
「私は、自分にとって大事なものを選んだんだ」と。
そうやって、自分のことを認めてあげてくださいね。

ここから始まる人生の中で「今」をどう位置付けたい?
妊娠・出産・産休・育休後の退職を後悔している時、私たちの意識は過去を向いています。
- こんなはずじゃなかった
- なんであの時・・・
- もしも、あの時続けていたら・・・
そんな気持ちにもなりますよね。
でも、あなたの人生は、もしもの世界ではなく、今ここにあります。
あなたは『自分にとって大事なものを選んだ』そんな場所に立っているはずです。
そんな「今」を
ここから始まる人生の中で
どう位置付けて
どう生きていきたいですか?
それが、最後にお贈りしたい問いになります。
あなたの人生は、退職という節目を経て、今新しくスタートしようとしています。大事にしたいものを選んだ自分が今ここにいます。
さて、どんなストーリーをここから生きていきますか?

最後に
いかがでしたでしょうか?
妊娠・出産・産休・育休後の退職を後悔していたあなたが、あなたにとって大事なものを選んだのだと思え、今を愛おしく感じられているならば、それほど嬉しいことはありません。
私自身、退職後に、目の前の子ども達との生活が自分が望んだものだったと気がついた時、雷に打たれたような衝撃を受けました。
それまでは白黒のように感じていた毎日は彩りを取り戻し、現実は何も変わっていないにも関わらず、キラキラと輝いて見えるようになったのです。
今でも「もし子どもに食物アレルギーがなくキャリアを継続していたら、それはどんな人生だったのだろう?」と思いを馳せることもあります。
それでも、会社を退職したことは私の望みでもあったのだと思えたことで、私は、地に足をつけて新しい人生を歩いていけるようになりました。

大事にしたいものを大事に、今を愛おしく感じながら、自分の可能性を自分らしく広げ、自分の人生を自分で創っていく・・・それはとても豊かな人生だと私は思っています。
そんな人生を、あなたも送りたい!と思われたら、ぜひ大坂のことも使ってくださいね。