重度食物アレルギーに産んでしまった罪悪感との向き合い方

こんにちは。”自分の未来”が描けないあなたのライフコーチ 大坂和美です。

今日のブログのテーマは「子どもを重度食物アレルギーに産んでしまった罪悪感について」です。

アレルギーの程度が重ければ重いほど、強い症状が出た時や、子どもが友達の食べているものを見て寂しそうにしている場面を目撃したり時など、罪悪感が湧いてくることってありませんか?

機会は減ったものの、まだまだ私の中にも、ひょっこりと罪悪感が顔を出すことがあります。

先日は、小1の娘が「学童に行きたくない!」と言い出しました。その理由を聞いたら「一人だけ離れた机でおやつを食べるのがイヤだから」だったのです。そういう時には、やはり胸がキューンと締め付けられる感覚があります。

そして思い出すのです。長女を妊娠した頃のことを。

人事で労務部門のリーダーとしてやりがいのある仕事を任され、私は朝から夜中まで働いていました。仕事は充実していましたが、食生活をはじめとした生活全般は破綻していて、今思い出してもため息が出ますが、妊娠中にも関わらず

・三食外食、夜にラーメン
・おやつはスタバでドーナツ
・やりがいのある、でもストレスフルな仕事
・終日デスクワークで脚は象のようにむくみ
・深夜、タクシーで帰宅

そんな生活を送っていたのです。胎児が育つ環境としては最悪です。

そんな経験をしていたからこそ「母親の腸内環境が子どものアレルギーに関連している」という研究報告を耳にするたび、何度も過去の自分を責め、罪悪感を抱いていました。

長らく私は、そんな罪悪感を引きずっていたのですが、ここ最近は、引きずるという感覚はありません。ただただ罪悪感があるということを受け入れ、今この瞬間から始まる未来のためにエネルギーを集中できるようになりました。

なぜそのように変化したのか?

それは「罪悪感を思いっきり味わってみる」ということをしたからでした。

直視することなく置き去りにされた感情はそのままにしておくと、いつも、そこにエネルギーが奪われてしまいます。だから、ちゃんと味わい尽くさなければいけません。

「子どもに申し訳ない、食生活にもっと気を付けていれば良かった、妊娠期にもっと勉強していれば良かった」そうやって自分の中にあった声と共に、泣いて泣いて罪悪感を全部味わいきったら、「もうこれ以上、凹むことはない」と
底をついた感覚があったのです。もう、ここにいるのはおしまいにしよう、いつまでもこの罪悪感を引きずっていても、何も前に進まない、と心から思えるようになったのです。

そこから、私の心が切り替わりました。底をついたら、あとは這い上がるしかないですから。

もしあなたが、自分の中にある罪悪感にエネルギーを奪われているな、と感じているのなら、もうこれ以上凹むことはないというところまでぜひ、その罪悪感を味わいきってみてください。味わいきってみて、底をついた感覚があったら、そこが、未来に向けてどう自分のエネルギーを使っていくかを考える出発点です。

ABOUTこの記事をかいた人

大坂和美

自分の未来が描けないあなたのライフコーチ。国際コーチ連盟アソシエイト認定コーチ(ACC)。ライフコーチワールド認定コーチ。重度食物アレルギーを持つ我が子の子育てに専念するためキャリアを断念し専業主婦となった経験から、育児等を理由にキャリア継続を断念し子ども優先で生きてきた女性が、子どもも自分も大事にしながら自分らしい生き方を実現することを、コーチングを通して支援している。