「ママも自分を大切に」という言葉だけでは変われない

こんにちは。”自分の未来”が描けないあなたのライフコーチ 大坂和美です。

昨今、至るところで「ママも自分を大切に」という言葉を聞くようになりました。今でこそ私自身も、その言葉の意味が腑に落ち、自分を大切にする実感を得ながら日々を楽しめるようになりましたが、かつては「その言葉だけでは変われないよ」と思っていました。

・自分を大切にするってどういうこと?
・自分の好きなことをするってこと?
・そもそも自分が何をやりたいかもわからない

そんな声が自分の中から聞こえていたのです。

思い出すのは、次女が生まれたばかりの頃。夫が育休を取っていたのですが、私は終始寝不足で、当時5歳の長女や2歳の息子も赤ちゃん返り真っ最中で、家の中も子どもも私も混沌としていました。

そんな、ヘトヘトを通り越してヘロヘロな私を見かねた夫が「ちょっと出かけてきたら?」と言ってくれたのです。

私も「このままじゃダメになる…」と感じでいたので、夫の温かい言葉を素直に受け取り、子ども3人を夫に預け、少しの間、外出することにしました。

しかし、せっかく1人の時間を持ったにも関わらず、自分が何をしたいのかもわからないし、「一人で外出するより、妹が生まれて不安定になっている上の子達と遊んであげたほうが良いんじゃない?」とか、色々な気持ちが交錯して、結局「せっかくだから何かしなきゃ。でも何する、私?」とソワソワするだけで終わってしまったのです。むしろ、疲れて帰宅して夫に呆れられる始末。

その時実感したのは、ただ一人の時間を創るだけではダメなんだ、ということ。目の前の「今」から視野を少し広げ、「未来」も見据え、大切にしたい価値観や、大切にしたい人とどんな関係性を築きたいのか?思い浮かべてみることが必要なのだと思いました。

そうやって、自分自身や、自分を取り巻く他者との関係性を丁寧に見つめることで、「自分を大切に」することができるようになるのだと思います。

自分を大切にしながら、そこで湧き上がってきたエネルギーを家族にも良い形で還元する…そんな循環が生まれたら嬉しいですね!

ABOUTこの記事をかいた人

大坂和美

自分の未来が描けないあなたのライフコーチ。国際コーチ連盟アソシエイト認定コーチ(ACC)。ライフコーチワールド認定コーチ。重度食物アレルギーを持つ我が子の子育てに専念するためキャリアを断念し専業主婦となった経験から、育児等を理由にキャリア継続を断念し子ども優先で生きてきた女性が、子どもも自分も大事にしながら自分らしい生き方を実現することを、コーチングを通して支援している。