「せっかくなのに、もったいない」その言葉に惑わされないで。

こんにちは。”自分の未来”が描けないライフコーチ 大坂和美です。

「せっかく正社員なのに会社を辞めるなんて、もったいない」

「せっかく経験やスキルがあるのに、それを活かさないなんて、もったいない」

あなたは、このような言葉を耳にしたことがありませんか?

私自身、長女に重度の食物アレルギーが発覚し、新卒で入社し7年勤めた会社を退職することを決めた時、そのようなことを言われた過去があります。

今でこそ「お気持ち、ありがとうございます。でも、私の人生は私が決めますね」と言えますが、かつては、そんな言葉を掛けられるたびに心が揺れ、モヤモヤしていました。

今振り返ってみると、どこかで自分でも「もったいないのかもしれない」と思っていたからこそ、周囲から掛けられる「もったいない」という言葉に反応していたのだろうと思います。

それまでの人生を、中高一貫の進学校から大学へ進学、その後は新卒で企業に就職・・・と、社会に敷かれた「なんとなくこれが正解」というレールをスムーズに歩んできた私にとって、「もったいない」という言葉は、自分の能力を買って下さる方の期待に応えたい私を奮い立たせるエネルギーの源でもありました。

でも、誰かの期待に応えることも素晴らしいし、自分の能力を生かすことだって大事だけど、自分の「やりたい」を置き去りにすると、やっぱり苦しい。

順番が逆で、まずは、自分の「やりたい」を大事にして生きる。その先に、そんな自分の存在を喜んでくれる人が、おまけとして付いてくる。それが、自分の人生を豊かに生きるための順番です。

だからといって、「やりたいことに舵を切ろう」「嫌なことはすっぱり辞めよう!」「0か100で選択しよう!」ということではなく、自分の「やりたい」はわかっているけど今はこれを選択する、のもありだし、自分の「やりたい」を無理なく、できるところから少しずつ始める、のもありかもしれません。

私の場合、子どものアナフィラキシーショックを機に、思いきり舵を切って専業主婦への道に進みましたけど、何を選択し、どう舵を切るかはあなた次第。「やりたい」気持ちをどう扱うかはあなた次第ですから。

大事なのは、何を選択するのか、どう扱うのか、ちゃんと”自分で”選択することです。

「せっかくなのに、もったいないよ」その言葉に惑わされてるな、と思ったら要注意。一度、ご自分に向き合ってみることをおススメします。

ABOUTこの記事をかいた人

大坂和美

自分の未来が描けないあなたのライフコーチ。国際コーチ連盟アソシエイト認定コーチ(ACC)。ライフコーチワールド認定コーチ。重度食物アレルギーを持つ我が子の子育てに専念するためキャリアを断念し専業主婦となった経験から、育児等を理由にキャリア継続を断念し子ども優先で生きてきた女性が、子どもも自分も大事にしながら自分らしい生き方を実現することを、コーチングを通して支援している。