「どうせ、わかってもらえない」という決めつけ

こんにちは。“自分の未来”が描けないあなたのライフコーチ  大坂和美です。

人間関係やパートナーシップに悩んだ時、「どうせ、わかってもらえない」そんな言葉がついつい出てくることはないでしょうか?相手への不信感が積もりに積もった時に呟いてしまう…ということを、私自身も経験しています。

それは、まだ長女が幼かった頃のこと。夫は単身赴任から帰国したばかりで、食物アレルギーの知識もなく、緊急時の対応(エピペンの打ち方等)も、深くは理解していませんでした。長女が1歳の誕生日翌日に経験したアナフィラキシーショックの現場も見ていませんでしたし、私からすると、食物アレルギーに対する認識が低いように感じられたのです。

そんな状況の中で、私は「どうせわかってもらえないから、子どもの食物アレルギーのことは私が全部やる」というスタンスで、日々を過ごしていたのです。

しかし、そんなスタンスを貫いていた結果、何が起きたと思いますか?当たり前ですが「いつまで経っても、わかってもらえない」という状況に陥ったのです。

つまり、「どうせ、わかってもらえない」と自分が思うことで、私自身が、夫を「いつまで経ってもわからない」状態に追いやってしまったのです。私自身が相手を”わかってくれない人”に仕立て上げていたのです。

それに気がついた時の衝撃たるや、忘れることはできません。

その後私は、自分の気持ちを夫に伝え、会話することで、その状況から脱することができました。 夫ではなく、私の中の前提を「どうせ、わかってもらえない」から「わかってもらえるかもしれない」に変えることで、状況が変わったのです。 また、我が家の場合「夫の食物アレルギーへの認識を高めてもらわないと長女の命を守れない」という思いが、私の背中を押してくれたような気がします。

相手に対して「どうせ、わかってもらえない」 と思う時には、自分の中にどんな前提があるのかを見に行ってみること。そして、それが相手と自分の関係性にとって望ましいものなのかどうか?を深めてみること。それが、人間関係やパートナーシップが変わっていく一歩なのかもしれません。

ABOUTこの記事をかいた人

大坂和美

自分の未来が描けないあなたのライフコーチ。国際コーチ連盟アソシエイト認定コーチ(ACC)。ライフコーチワールド認定コーチ。重度食物アレルギーを持つ我が子の子育てに専念するためキャリアを断念し専業主婦となった経験から、育児等を理由にキャリア継続を断念し子ども優先で生きてきた女性が、子どもも自分も大事にしながら自分らしい生き方を実現することを、コーチングを通して支援している。