成果が出ないなら「努力しないでいたい何か」がないかを疑おう

こんにちは。”自分の未来”が描けないあなたのライフコーチ 大坂和美です。

私は、小中高と学校の勉強が比較的得意で、中高テニス部、大学時代は体育会応援部という、ガッチガチの体育会系育ちです。

そんな経験をしている為、自分の中にはこんな考え方の癖がありました。

目標に向かって努力すれば必ず成果は出る

勉強や部活では目の前の目標が明確でしたし、努力することでに幸いにも成果が出る経験をしてきたので、なおさら、その信念は強固なものになっていきました。

しかし、それを人生全般に応用できるかというと違って、人生の中では、そもそも何を目標にしたら良いのか迷うことも多いし「努力しても報われない」と嘆きたくなるような経験に遭遇することもあります。

そんな時、私自身は「努力すれば成果が出る」ということを信念に生きてきた分、「努力が足りないんじゃないか」「もっとできることがあったんじゃないか」と、自分を責めがちでした。もう、そういう思考回路になってしまっていたのです。

でも、今はこう思うんです。

「成果が出ないのは努力が足りないからじゃない。努力しないでいたい何かが自分の中にあるのかもしれない。」

努力したくない理由は何か?

私の場合、思い出すのは、子どもの食物アレルギー治療です。食物アレルギー治療では、毎日微量のアレルゲンを摂取することで体に食物を慣れさせていく、自宅経口免疫療法という治療法があります。我が家も、その治療を行うため「主治医と毎日○○に取り組みましょう」と目標を決めたのです。

なのに、なかなか続けられない…そこにはまさに、努力しないでいたい理由があったのです。

それは「子ども達と穏やかに過ごす今を大事にしたい」という気持ち。

当時、子ども達は5歳、3歳、0歳。正直私は、毎日パンク寸前でした。授乳・おむつ替え、3食の食事作り、園の送迎、お風呂、子ども達のスキンケア、投薬、寝かしつけ…子どもを毎日健康に過ごさせるだけで精一杯で、少しでも時間があれば、自分が穏やかな気持ちでいられるよう、ゆっくりしたかった。それを優先したくて、治療の努力をしないことを選んでいたのです。

つまり、当時の私にとって「毎日○○しよう」という目標は、本当に目指したい目標ではなかったのです。

そのことに気がついた時、私は、治療を目標通りに進められなかった自分を認めてあげることができるようになりました。

あなたはどうですか?

努力しているのに成果が出ない。そんな時は「努力しないでいたい何か」が自分の中にないだろうか?そう問いかけてみてくださいね。努力できない自分を否定せず、努力しないことを選んできたのだと自分を認めるところからが、はじまりです。

ABOUTこの記事をかいた人

大坂和美

自分の未来が描けないあなたのライフコーチ。国際コーチ連盟アソシエイト認定コーチ(ACC)。ライフコーチワールド認定コーチ。重度食物アレルギーを持つ我が子の子育てに専念するためキャリアを断念し専業主婦となった経験から、育児等を理由にキャリア継続を断念し子ども優先で生きてきた女性が、子どもも自分も大事にしながら自分らしい生き方を実現することを、コーチングを通して支援している。